岐阜浜松計画(10/4〜10/17)
10月4日(日)

日中は用事があったので夕方に帰宅し、1705時に出発。
青梅ICから圏央道に入り西進。今回の宿泊予定地は駒ヶ岳SAなので、200Kmほど走らないといけない。

駒ヶ岳SAには2015時に到着。夕飯はご飯物がいいなと思ってスナックコーナーに行ったら、何とご飯物の販売は中止。きっと米が尽きたのだろう。なので仕方なく山菜そばを食べた。が、そばがそこら辺のそばと違うモノだったのでビックリ。よくある丸いそばじゃなく、手打ちみたいな四角いそばだった。まあしょせん500円なので中身は同じような物だろうけど。
販売中止 山菜そば

なお駒ヶ岳SAは標高が高い(720mくらい)ので夜は非常に寒かった。外の気温はなんと9度。ちゃんと寒さ対策をして就寝。



10月5日(月)

前日は早く寝たので、0400時頃に起床。朝飯を食って出発準備をして、0500時に出発。
そして0645に小牧ICに到着。土日千円の範囲に入っているので、1350円で済んだ(青梅IC→八王子JCTが350円)。それから北上して愛岐大橋の手前のガソリンスタンドで給油(0700時)。 なにしろここに来るだけで370Kmも走っているので、燃料を半分以上消費している。 通称破壊艦のように燃料は補給できるときに補給しておきたいので、ここで給油。 本当は燃料は少ない状態の方が重量が軽くなるので、燃費はよくなるんだけど。

愛岐大橋を渡るともうそこは岐阜基地。 しかしまだ早すぎるので周囲を走り回って記憶の呼び起こしと地形慣熟を実施。 0900時頃になって岐阜基地の撮影ポイント(通称「墓場」)に戻ってきた。 これから夕方までここに居座ることに。
墓場ポイント

1630時にポイントを離れて、近くのスーパー銭湯(恵の湯)に行ってサッパリして、近くのスーパーに行って夕飯を買って、 再びポイントに戻ってきた。ここは国有地で進入OKの場所なので(だから写真撮影できる訳なんだが)、ここで車中泊。
しかし日が暮れた頃にはもう風呂も飯も終わってしまうのでやる事がない。 なので就寝はいつもより2時間は早い2100時すぎ。
国有地



10月6日(火)

また早い時間に寝たので0300時に目が覚めた。 しかし早すぎるので買っておいた朝飯を食って、また眠くなってきたのでちょっと眠って、それから0730時に起床。 それでもやっぱりまだ早いので、周辺の偵察を実施。しかし実施中に戦闘機が上がっていくのが見えたので急いで戻っていった。
パラパラと時々雨が降るという天候だったけど、1400時すぎになって気象のチェックの無線が聞こえてきた。もしかしたら!と思って待っていたら、異機種大編隊の予行開始。しかし天気が悪いせいか、最初の航過ではF−15が空中集合に失敗していた。なんと基地の手前でやっと1機が編隊に入り、基地上空で2機目が編隊に入っていた。
F−15が空中集合に失敗 F−15が空中集合に失敗

第一航過は再度やりなおして、第二航過、第三航過と問題なく実施、1600時に予行は終了。

それから40分ほど過ごした後、また風呂に行ってきた。それから朝に見つけておいたコインランドリーへ。しかし自分程度の洗濯量の機械が塞がっていた。こんな所で待っているのは嫌だったので、併設のスーパー(バロー)で夕飯を買って宿泊地へ戻っていった。洗濯はあしたの朝に行こう。

宿泊地にいたら頭の上を飛行機が1900時頃までずっと飛んでいた。どうやら今日は夜間の訓練のようだ。



10月7日(水)

この日も朝早く(夜明け前に)目が覚めた。しかしコインランドリーへ行く予定があるので、あまりぐだぐだせずに0530過ぎに出発。ロックタウンのコインランドリーへ行って洗濯。洗濯中は24時間営業のマックスバリュで買い物したり、本を読んだりして時間を潰した。
洗濯後はまだ早いのでぶらついてから…朝飯を食うのとサブバッテリの充電するのとでぶらついてから、再び墓場ポイントに戻ってきた。するとすぐに予行が開始された。今日はF−2とF−15の予行で、爆音をまき散らしながら飛んでいた。しかしF−2はエンジン後方50メートルくらいから爆音が聞こえるけど、F−15はその半分くらいから聞こえる。同じ戦闘機でも随分違うものだ。しかし台風接近に伴う曇天で、写真は撮っても真っ黒にしかならなかった。でも逆にアフターバーナーはよく見えたので、そればっかり狙って撮っていた。
昼前にC−130が到着したのをみてからポイントを後にした。なにしろこの時間になると雨がしとしと降って、もう撮影どころじゃなくなってきているから。なのでかかみがはら航空宇宙科学博物館に入ってきた。ここは何度も入っているので今更なんだけど、他に行くところがあるわけじゃないから。なお博物館の前に置いてある飛行機はあちこちワイヤーで係止して台風対策をしていた。
雨の博物館 露天係止

博物館から出てきたら入る前より雨が強くなっていて、台風の接近が感じられた。gigabeatでワンセグを受信できるので天気予報はチェックしていたんだけど、台風はどうも直撃コースをとりつつある。さすがに墓場ポイントでの車中泊は吹きさらしだから心配なので、道の駅柳津に避難することにした。しかしまだ時間は余っているので本屋に行ったりして時間を潰してから、道の駅柳津へ。二年前と同じくここで夕飯(うどん)を食べてから近くのスーパー銭湯(太古の湯)に行ってサッパリして、それから再び道の駅に戻って車中泊。
道の駅柳津のうどん

雨風ともに強いけど、耳栓をしているので雨音はそんなに気にならないし、車が揺れるのも意外と気にならない。何かが吹き飛ばされてくるのだけが心配だ。

スーパー銭湯ではサウナにも入っていた。サウナの中にはTVがあってそれを見ていたんだけど、朝に横須賀線で飛び込みによる混乱の様子が報じられていた。岐阜にまで来ているのに、東京にいるときと同じようなニュースを見るというのは妙なものだ。



10月8日(木)

台風の日。0300時すぎに目が覚めてみると、やっぱり風雨が強い。外に出ることも能わず、ひたすら車内で時間を潰し、ワンセグで天気予報をチェックしていたけど、どうもこっちの方は直撃コースは免れたようだ。
0630時風雨強し

ひと眠りして0600時に目を覚ますと、風は強いながらも雨はだいぶおさまっていた。0800時になるともう風もだいぶ弱くなってきたので出発準備を開始。昨日の予報では午前中は動けないだろうと思っていたけど、予想より早く台風が過ぎてくれた。
墓場ポイントに移動して無線を聞いていたけど、やっぱり何の動きもない。台風が過ぎたばっかりで風が強いから予行はやらないだろうと思っていたけど、予行どころか通常のミッションすら無かった。
1300時の風景

一旦離れてぶらぶらした後、午後になってまた戻ってきた。すると車が数台来ていた。みんな好きだね。しかしやっぱり飛行は何もなし。無線を聞いていると小牧の方は飛行機が来ているみたいなのに、岐阜はサッパリとは。せっかく台風一過で晴れてきているのに…せっかく今週初めての晴れ間なのに。
今回の台風で東京の方は大変だったようだな。でもこっち(各務原)は台風の爪痕なんてたいして見られなかった。川が増水していたくらいか。

夕方に風呂、飯、といつも通りのメニューをこなして、台風一過の日もお仕舞。夜は星がよく見えるよい天気だった。



10月9日(金)

いつも通りに夜明け前に目が覚めて、夜が明けてからサブバッテリの充電のための走り込み。その後に墓場ポイントに戻り本日の撮影開始。しかし最初は快晴だったのに時間が経つと共に雲が増えてきて、雨が降りそうな雲まで出てくる始末。せっかく予行を一通り実施したのに、機体が日影に入ったりしてイマイチな写真ばっかりになってしまった。
曇天 XP−1も日影

外来機などが結構来た。
・T−4、浜松31SQ(チェッカー)
・T−4、芦屋レッド無印
・T−4、百里302SQ(オジロワシ)
・T−4、無印
・T−4、築城304SQ(天狗)
・XP−1#01、厚木



10月10日(土)

相変わらず夜明け前に目が覚めて、夜明け後にサブバッテリ充電のための走り込み。いつもなら墓場ポイントに戻るところだけど、この日はその前を通りすぎて南下。愛岐大橋を渡って愛知県へ。 小牧基地航空祭にいくため、0830頃に指定駐車場(日本特殊陶業)に着くように行った。駐車場がどこだかわからなくて、オドオドしながら運転していたけど、何とか駐車場の案内を見つけて予定通りに駐車場に到着。二年前はシャトルバスは無料だったけど、今年は有料で往復500円。自分が乗ったらすぐに出発したんだけど、隣に座っていたガキがゲホゲホと断続的と言ってもいいくらいの頻度で咳をしている。新型インフルエンザで騒がれているこのご時世に、マスクもせず手を口に当てるだけの咳。余りに酷いので途中で席を立って離れていた。頭悪いやつは困るな。それとも自分勝手な名古屋人だからか?
この日は朝から快晴で日ざしが強い。しかし帽子を持ってくるのを忘れてしまったので、小牧基地に入るとすぐにPX(厚生センター売店)に行って帽子を購入、余計な出費だ(旅行中はいつもこの404SQ帽子を被っていた)。売店には陸自迷彩服3型で自分が着られる3Bサイズがあったけど、さすがに必要性はないので買わなかった。

・エプロン地区に入るとUH−60に整備員が取り付いて何やらやっていた。どうやら帽子を物色している間に救難教育隊の飛行展示が終わってしまったらしい。 ・C−130の飛行展示、速度が遅いせいで非常に間延びしたものになっていた。コンバットブレイクしても速度が落ちているのかわからないくらいだし。こうやって他所の基地の航空祭を見てみると、入間航空祭の良さがわかってくる。
・小牧にはブルーインパルスが来ることは判っていたけど、何機来るのかはわからなかった。 それによって岐阜の予行がいつになるか判断しようと思っていたのだけれど、全機揃っていた。ということは今日岐阜に移動して明日が予行日ということか。
・KC−767は思ったより胴体が短いのだな。旅客機じゃないから長胴である必要はないのだな。
・ブルーインパルスジュニアは初めて見た。最初から最後までBIの真似をしていて非常に楽しめた(コークスクリューには笑った)。しかしBIを知らないと楽しみ半減だろう(パロディというのはそういうものだが)。走行展示が終了してパイロットが下車して演技終了。ところがバイクは会場に置きっぱなし。しばらく見ていたら、パイロットが戻ってきて乗車。帰投まで再現しているのには驚き。帰投する彼らに対してはこちらも乗ってあげないとな、という訳で拍手ではなく帽振りをして見送った。
BIジュニア

・小牧まで来て入間コンビを見るとは思わなかった。入間ヘリコプター空輸隊のCH−47と402飛行隊のC−1。なおCH−47は空中消火の展示を行っていたけど、自分は立川防災航空祭でいつも見ていることなので珍しくもなんともない。
・昼飯は厚生センター内の店で食べた。親子丼を頼んだんだけど、予想より量が多かった。やっぱり自衛隊というのは体力勝負な組織なんだな、と思った。あと「焼そば定食」なんてのがあるのにビックリ。焼そばにご飯味噌汁なんて組み合わせは考えられない。名古屋じゃこんなの食べるんだ。
親子丼

BIが岐阜に移動した後しばらく小牧にいてそれから自分も岐阜に向けて移動。そして愛岐大橋のガソリンスタンドで給油。次の給油はいつになるかわからないので、早めに補給しておいた。あとは適当に時間を潰してから墓場ポイントで車中泊。

墓場ポイントでは、自分と同じく車中泊する人がいたけど、その人はなんと鹿児島からやってきた人。軽ワンボックスに乗って岐阜まで来て、浜松も見て帰ると言っていた。すごい人もいるものだ。



10月11日(日)

朝はいつも通りに夜明け前に起床。この日は夜明け前から行動開始してロックタウンへ。ロックタウンの前にあるコインランドリーが0500時から営業しているので(ロックタウン内のは0600時)、ここで洗濯。洗濯中はマックスバリュに入って見て回って、マクドナルドでコーヒー飲んで時間を潰していた。
洗濯後はちょっと走り込みをしてから、かかみがはら航空宇宙博物館の駐車場へ移動。今日はBIの予行があるので、それは博物館駐車場で見ようと思って。まだ随分早い時間だけど(だから一番乗り)、他に行くところがあるわけでもないし。
BI予行日は快晴

BIは本番では午後に飛行するから、予行も午後からだろうと思っていたら、1045に飛び始めた。全く予想していなかったので、離陸のジェット音が聞こえてからあわててカメラを手にする始末。でも最低限の準備だけはしておいたので撮り逃すことはなかった。1105に予行が終了すると、駐車場にいた車が次々と出ていった。自分はしばらく待ってから駐車場を出て行って、墓場ポイントに移動。外来機が何か来るかもしれないという期待と、他にすることがない(行くところがない)という消極的理由で。行ってみたら車がまだ沢山とまっていた。岐阜基地の場合、空自保有機のほとんどを持っているから外来は少ないことがわかっているのになんでこんなに沢山待っているのだろう。不思議で仕方なかった。
いつも通りに夕方までいたけど、外来はT−400が来ただけ。4時間待ってこれだけ。期待して待っていた人たちはさぞがっかりだっただろう。
夕焼け

風呂に入って、飯を食って、しばらくしてから博物館に移動。博物館の駐車場の入場待ち行列で車中泊。


博物館から墓場ポイントに移動するとき、ドラッグストアに寄って風邪薬と栄養ドリンクを購入。前日の小牧へのシャトルバスでゲホゲホやっていた馬鹿の風邪がうつったらしく、朝から喉に痛みがあったため。まったく脳無しのせいで余計な出費だ。


墓場ポイントでは沢山の車が来るようなときは奥に入れるようコーンなどを使って通路が設定される。ちょうどそれを通るように道路からアプローチすると滑走路のように見えた。なので道路にチョークで(北向きなので)「01」と書いておいたけど、R/Wのように見立てた冗談だと判ってくれる人がいるかしらん?

マックスバリュで。こっちじゃ流さない人がそんなにいるのか?
流さない人が多いってこと?



10月12日(月)

いよいよ岐阜航空祭の本番。夜明け前に目が覚めたけど、しばらく車内で時間つぶし。夜明け頃になってカメラを持って車外に出て、朝焼けを撮影。またしばらくすると博物館の駐車場にバスが集結しだした。何ごとかと思ったけど、どうやら基地内で運行されるシャトルバスが集結していたようだ。
バス集結

コーンを無視して割り込みしてくる脳無しがいた。福井300に8340フェアレディZ。
福井300に8340フェアレディZは脳無し

それらが出ていった後に駐車場の案内役の人たちが集まってきて準備を開始。そろそろかなと思ってこっちもエンジンをかけて移動準備を始め、しばらくしたら駐車場の開門。なにしろ3番目なので希望の位置が確保できた。去年は一度車をとめて周囲を歩いていたらもっといい場所が空いていたので急いで移動してその場所を確保した。でも今年はほとんど同じ位置をライバル無く確保。さて、場所を確保したらあとは準備をして無線を聞きつつ待つだけ。航空祭の開始までまだまだ時間があるから。

航空祭の詳細は省略。でも今年も戦闘機の爆音(空気震動)で車の防犯装置がピーピー鳴っていた。ひどいのになると自分の車のそばで撮影しているのに、ピーピー鳴らしたままにしているのまでいる。うるさくて迷惑であってもお構いなしだから、ロートルってのは嫌だよね。

航空祭終了後、しばらく時間を潰して今後の行動を検討。今晩の宿泊地は浜名湖SA。19時くらいまでには着いていたい。所要時間2時間とすると17時に出発。でもそんなに待ってはいられない。高速千円だからどこから乗ってもいい。という訳でしばらくして駐車場の出場行列が無くなった頃にこちらも小牧ICへ向けて出発。しかしいきなり渋滞につかまり予定を変更。岐阜各務原ICへ針路を変更した。しかしそっちでも渋滞していたけど、愛岐大橋方面よりは短いだろうと思ってそちらへ向けて進んでいった。地形慣熟をしていたので基地周辺の方向感覚もあり、裏道を抜けつつ逆側から岐阜各務原ICに入った。
がしかし、しばらくして渋滞に捕まってしまった。豊田JCTの渋滞はチェックしていたけど、こっちの渋滞状況はまったくチェックしていなかったので想定外。夕日をあびながら一宮JCTを目指して牛歩で南下、一宮JCTに着く頃には日は落ちていた。でもここまでくると車は流れているので順調に進行。豊田JCTでは予想通り渋滞になったけど、これは予想通りなので気は楽だった。しかしこの合流渋滞、見ていると車間距離を詰めすぎての渋滞であるというのが感想。車間距離を詰めすぎているので、前の車がブレーキを踏むと後続もブレーキを踏み始めて渋滞するという、あの渋滞学の理論そのまま。こういう所でこそ車間距離は空けておかないとな、と思ってあえて車間距離はあけて低速で走っていた。
予定より遅い1940時に浜名湖SAに到着。しかしSAは大変混雑していたので、飯は昼間の残り物で済ませた。しばらくしてから車中泊向きの場所を確保してから車中泊。



10月13日(火)

寝る前は騒がしかった浜名湖SAも、夜明け前ともなると随分静か。夜明けの写真を撮ってから朝飯を食べたけど、その朝飯はうな丼(1100円)。朝からうな丼というのもアレだと思ったんだけど、やっぱりそれらしいのは食べたいという気持ちの方が大きく、うな丼を選択した。ただし「浜名湖産」とは表記されていなかったが(苦笑)
浜名湖SA 浜名湖の夜明け
うな丼

0700時に浜名湖SAを出発するけど、すぐに浜松西ICに到着。この時間に基地に張りついても仕方ないので、宿泊地とコインランドリーのチェックを実施。宿泊予定地は浜松基地の南方にある佐鳴湖の公園駐車場。地図で見てみると細い道を入っていかないと駐車場に着かないのでその道を見つけられるか不安だったけど、小さな看板が出ていたのですんなり着くことが出来た。ただし日が暮れてから道を探そうとしていたら、この小さな看板を見つけられたかどうかはちょっと怪しいかも。
道に看板が出ている 佐鳴湖公園入口
佐鳴湖公園への途中の看板 佐鳴湖公園の駐車場

その後は浜松基地に移動して張りつき。相変わらず主(ぬし)は朝早くから来ていた。しばらくすると人が集まって来だして、そのうち毎年ここで会っているおじいさんもやってきた。ここで駄弁ったり撮ったりしながら過ごしていたけど、この日は結局予行はなかった。

いつも航空祭の時、付近で車を置かせてくれるところがあるんだけど、今年はサンダーバーズが来るので空いてないかもと心配しつつ行ってみたら置かせてくれることに。もし駄目だったら広報館の駐車場にでも入れなきゃいけないなと思っていたんだけど、これでひと安心。

1630時を過ぎてから基地を離れて、ちょっと離れたロックタウンへコインランドリー有無の偵察に行った。コインランドリーはあったんだけど、開店が0800時と遅い時間なのが欠点。チェックしたら浜松基地近くの近くにあるスーパー銭湯(極楽湯)に行ってサッパリしたらまたロックタウンへ。ちょっと早いけど洗濯をして、スーパー(マックスバリュ)で夕飯を買って、それから朝に偵察しておいた佐鳴湖公園の駐車場に移動。この駐車場はそこそこ広いし、一応トイレもコカ・コーラの自販機もあるし、PHSも通じるし、車中泊にはそこそこ適当な場所。駐車場に着いたのは2000時を過ぎてからで、それから色々と作業してから寝たので、この日の就寝は2200時前。

いつもここで一緒になるおじいさん、結構な歳なのに去年は入間基地の航空祭に行ったんだと。宮崎県の新田原基地にも行っていると言うし、行動力あるな。



10月14日(水)

この日も朝早く起きたけど、コインランドリー探しのために早い時間から周辺を徘徊。コインランドリー自体はそこそこ見つけられるんだけど、洗濯機と乾燥機が別になっているところばかりで洗濯乾燥機がある所というのは意外と少ない。別々だと洗濯が終わったら戻ってきて乾燥機に入れ換えしてやらないといけないから面倒くさい。一体だと放り込んだら50分ほど後に戻ってくればそれでいいので非常に楽。だから洗濯乾燥機のあるところを探して徘徊をしていた(結局見つからなかったが)。
途中で道に迷ってしまった。カーナビがあれば現在位置の確認なんて楽なんだろうけど、カーナビを付ける予定は無し。

0800時すぎから基地に張りつき。この日は昼前に岐阜のF−2が、昼に救難が予行を実施。
飛行機を見ていたら、自分の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。そっちを見ると昨日車を置く所の人が来ていた。話をしたら今日から置いてもいいとのこと。車中泊してもいいというので、今晩から寝るのはこっちになった。
なお佐鳴湖公園の駐車場、地元の人の話では悪いやつが出るので注意した方がいいとのこと。橋を渡ってすぐを入っていく駐車場は危ないとの事だったけど、自分の車中泊した駐車場とは別の所。どうやら一番広い駐車場ならいいけど、狭いところは良くないらしい。

この日もまた風呂に入ってスーパーで夕飯を買って、車中泊場所に戻って夕飯。サブバッテリを搭載しているおかげで、カメラや無線受信機のバッテリを充電できるし、写真もバックアップできる。おまけにメインバッテリには影響しないから安心して電気を使えるし。この便利さと安心感は、10万円出してもサブバッテリを搭載する価値がある。



10月15日(木)

この日も朝起きて夜が空けたら車を動かしてサブバッテリ充電のための走り込みをしてから基地へ張りつき。
朝早くからT−4が飛んでいって、0800時前にT−4が降りてきた。しかも降りたら南側誘導路をタキシーして、我々の前を通過。しかも、うち1機はスペシャル。T−4は北基地にいるから誘導路は北側を使うのに、わざわざ南側を使うということは、我々へのサービスであろうか?(それとも予行?)
T−4が降りてきたら、今度は救難が予行を実施。そして救難が降りてきたら今度はE−767が予行を実施。その次はT−4が飛んで南側誘導路を通って、次はまた救難が予行を実施。
1300時すぎにF−15が予行を実施しに来た(飛行場を航過した)んだけど、無線を聞いていたら定期便(S−72)が来るからホールド。入間のC−1が着陸したと思ったら今度は燃料が無いT−4がいるから先に降ろしてくれとホールド。結局20分も待たされての予行となった。F−15は20分待たされたのにか、20分も待たされたからか、とにかくバリバリに飛んでくれた。岐阜に勝るとも劣らない機動を見ることが出来たんだけど、残念ながら曇天。写真としてはイマイチにしかならなかった。

その後TBの到着を待っているとき、「来たッ」という声が聞こえた。すわっと空を見たけど何も見えない。「??」と思ったら、来たのはパトカーだった。なにしろ周辺は路上駐車が非常に多くなってきているので、いつになったらパトカーが追い散らしにくるのか、というのも興味の対象になっている。だからまるでTBが到着したかのような「来たッ」という声になったわけだ。

ずっと待ち続け、1606時にサンダーバーズが飛来。まず2機が来てちょっと周回したら着陸。機番無しの予備機と8番機。その直後に4機が到着し、続いて2機が到着(1609時)。地形慣熟のために周辺をブンブン飛び回り始めた。
1625時に5番機と複座の6番機が着陸。でも残りの4機はまだブンブン飛んでいる。地形慣熟にしては派手に、でも予行にしてはおとなしく飛び回っていた。到着したら数回飛行場の周囲を飛んで地形慣熟して、それですぐに降りてくると思ったから、この飛行は意外だった。1640時になってやっと着陸、と思ったら同時に支援のC−17が到着。ほとんどの人が着陸するTBを狙っている中、一部の人は旋回するC−17を追っていた。自分も両方を追っていたんだけど、C−17が太陽の近くを通りそうだったので慌ててC−17の方に意識を集中。残念ながら太陽の中は通らなかったけど、それなりにいい絵が撮れた。そしてC−17は大きいからE−767と同じように誘導路を通って南基地に入るだろうと思っていたけど、その通りになった。
C−17のあとは救難が着陸してきた。自分はそこで引き上げた。ただ周りではC−17は2機いてもう1機がくる、なんて話も出ていたんだけど、自分はC−17は(横田基地に来るから)そんなに珍しくない存在。なので撮影できない暗さ(1730時ころ)になったから引き上げた。
地形慣熟飛行中

張りつきから引き上げたら風呂に入り、コインランドリーに行って洗濯をして、最後のガソリン補給を実施。夕飯はいつも滑走路の向こう側に見えているはなまるうどんにしようと思って行ってみたら、となりのファミリーマートがオープンセールをやっていて弁当類50円引きになっていた。どっちにしようか悩んだけど、結局コンビニで買って帰った。
車中泊場所に戻ってからはTBの予行と航空祭本番に向けた準備をして就寝。


13日に地ならしをして、14日にヒモを張っていた浜松広報館前の臨時駐車場、コーンや仮設トイレも設置されてもう準備万端になっていた。しかし基地内に駐車場は無いと言っているのに臨時駐車場がある。招待者用じゃないかとか、招待者は北側だから一般向けだろうとか、色々と憶測は流れたけど、結局本当のことはわからずじまいだった。
地ならし中 ロープなどを張っていた
準備万端
【左上】13日、地ならし中。
【上】14日、ロープなどを張っていた。
【左】15日、コーンも置いて準備万端。

昼飯を買いにコンビニに行こうとして自転車を借りていった。さっさと買って帰ってきたら、「早いな」「アフターバーナーついているんじゃないか」とか言われた。また定期便で入間のC−1が来たとき、「ほら迎えが来たよ」とか言われてしまった(自分が東京から来たことは既に言っているから)。ここの人たちはこういう冗談が言えるから面白い。


スペシャル、13日と15日ではちょっと違っていた。色分けの黒線が入っている。どうやら飛ばなかった14日に線を入れたようだ。
10/13 10/15

救難のUH−60、搭乗員はカメラを持ち込んでいた(航空祭ではどこでも見られる光景)。
彼らはメディックか?(左:飛行中、右:タキシング中)
10/13



10月16日(金)

朝、夜明け前に起きて撮影ポイントに行ってみたら、もう大量の脚立が立てられていた。しかも広報館の駐車場に入ろうとする車が数珠つなぎ。浜松の航空祭は3回目だけど、ここまですごいのは初めてだ。
大量の脚立

0600時に夜が明けて、しばらくすると毎年一緒の夫婦がやってきた。朝寒いのに一人でぽつねんと待っているのはなかなか辛いけど、話し相手が来てくれたので助かった。そうこうしているうちにここ数日の常連が集まってきて、0800時になると救難が予行を実施。0915時にE−767も予行を実施。でもそれからしばらくは暇になった。
マニアと脚立と望遠レンズだらけの中、1045時にTBがタキシングを開始。R/W27で離陸して予行を開始した。TBは常に観客の前に飛行機がいるようにしている、という話を岐阜で聞いていたので、どんなものかと楽しみにしていたけど、本当にその通りだった。とにかく小さい半径で旋回してくるので、次から次へと飛行機が通りすぎていく。しかも低い高度で。BIはT−4になってから課目と課目の間隔が詰まったと思っていたけど、TBと比べるとまだまだ間延びしている。でもBIに比べるとTBはやることがやや単調であるという感じもある。BI以外のアクロは初めて見たけど、こうも違うものか。そして1145時に着陸してTBの予行は終了した。
TB予行

1215時にRF−4がドラッグシュートを曳いて着陸。
1437時にE−2Cが着陸。垂直尾翼のスペシャルマーキングはやっと見ることが出来た。E−2Cは地上展示の時はいつも翼を折り畳んでいるので、ちょうど胴体や垂直尾翼がかくれてしまう。小牧で機体は見ていてもスペシャルマーキングは確認できなかった。
1637時にUH−1、OH−1、AH−1が到着。
1646時にTBの8番機が飛んでいったけど、おそらく次の三沢に向かったのだろう。なお8番機は前日の8番機とは異なり複座。つまり機番を換えたということ。なんで換えたのだろう?
1700時近くなるともう撮影には不向きな暗さになってくるので、自分はここで引き上げ。

航空祭本番の日は、ずっと前から天気予報では雨模様。なので天気のいい今日が事実上の本番ともいえる。だから周辺は非常に混んでいたし、人も多かった。

引き上げたらコンビニで飯を買って、風呂に入って、車中泊場所に戻ってきて、雨を考えた準備を整えて就寝。



10月17日(土)

航空祭本番の日。予報通り朝から曇って寒い。雨が降っていないだけマシだが、朝の予報では雨も1ミリ程度の雨とのことなので、何とかなるんじゃないかと期待していた。
昨日は沢山の脚立が立っていた場所だったけど、今日は非常に少なく半分くらいしかない。みんな天気が悪いから会場の中に入って見ようと思っているのだろうか。でも浜松広報館への道は今日も大渋滞。そんな中、ここにも徐々に人が集まってきた。
しばらく眺めていたら、広報館の前の臨時駐車場に車が入り始めた。どうやらあの臨時駐車場は一般向け駐車場らしい。この行列に並んでいた車はそれを知っていて来ているのか、それとも駐車場は無いと告知されているのを知らずに来ているのか、どっちなのだろう?なお車の中で寝ていて前が動いたのに気づかない車がいた。これは岐阜でも同じだけど、こっちではわざわざ動くまで待っていた。優しいというか、おおらかだね(自分なら追い抜くね)。
夜明けの感じられない曇天のなか、0719時にウェザーチェックのT−4が4機離陸。戻ってきてオープニングフライトとして若干の編隊飛行を見せてすぐに着陸。エプロンに戻る時はサービスで南側誘導路を通ってくれた。
その後は救難、E−767、F−15、F−2、T−4編隊と飛行展示を実施。救難やE−767は記録として1枚だけ、F−15やF−2はアフターバーナーの炎目当て、T−4の編隊飛行は南側誘導路をタキシングしてくる所だけしかシャッターを切らなかった。
予報では日中に一時的に弱い雨が降るというものだったんだけど、T−4の編隊飛行の前には雨が降り出して、降りてくる頃には結構な雨。そして1123時のTBの離陸の前には本降りと言ってもいいくらいの雨。自分もポンチョを被ってTBの飛行を見ていた。ところが途中で一時中断していた。雨のせいなのか何か他の事があるからなのかわからなかったけど(まわりは誰もわからなかった)。おまけに思い出したように飛んできたりするから始末が悪い。1206時に着陸してきてTBの飛行展示が終了。すると周囲にいた人たちが急に帰り支度を始めた。やっぱりみんなTBが終わったら引き上げるんだな、この天気だし。
TB終了後の状況

自分はどうしようかとしばらく考えて、引き上げを決定。荷物をまとめて車に引き上げ。そして雨にぬれたカメラやレンズをよく拭いて、雨にぬれたズボンと靴をはき替えた。
当初の予定では航空祭は最後までみてから、道の駅潮見坂に行って車中泊。翌日曜日は(給糧艦の名前の元の)伊良湖水道を見てからぶらぶらと帰ってきて、富士川SAか御殿場か富士吉田の道の駅で車中泊、月曜日の朝に帰宅するはずだった。ところがこの雨で昼に引き上げてしまうと時間が余りすぎてしまう。日曜日は中央道がいつも大渋滞するのでそれは避けたい。だったら予定を切り上げて帰ってしまおう、という事で帰途につくことにした。
1247時に出発、浜松西IC(1321時)までは渋滞したけど、それからは渋滞なく御殿場まで到着(1554時)。御殿場からは北上して東富士五湖道路(須走IC1624時)→中央道と通って、予想通り小仏トンネル渋滞に巻き込まれて、八王子ICから先が渋滞しているというので八王子ICで降りて、地元で給油してから1920時に無事帰宅。

4日夕方に出発して17日夜に帰宅という13泊14日の航空祭旅行(岐阜浜松計画)がこれで終了した。



結果

経費は以下の通り。(東京に戻ってきてからの給油と洗車を含む)
食糧 土産物 ガソリン 高速道路 ホテル その他
57,123
 
20,788
36.39%
4,586
8.03%
10,007
17.52%
4,350
7.62%
0
0.00%
17,392
30.45%

これを14日で割ると4080円。食糧はコンビニでパンやおにぎりばかりだったので非常に安く上がっている。 さすがにこれ以上安くすることはほとんど無理だろうというレベル。

この間の給油量は81.03リットルで、走行距離が1268.9Km。燃費は15.65Km/L。 意外と燃費は伸びなかった(渋滞に巻き込まれたこともあるとはいえ)。

高速道路は千円効果で安く上がっているけど、御殿場→須走が乗り継ぎ対象外なので1000円余計にかかっている(怒)


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