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【静浜偵察】

静浜基地の航空祭に備えて静浜(藤枝)へ偵察に行ってきました。
静浜には1度(2008年)行っただけで周辺は全然知らないので。


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4月26日
仕事から帰ってきて、1900時に出発。 今回は出来たばかりの圏央道から行こうと思ったので…あと使い勝手を試すため、いつもの東名高速の東京ICではなく圏央道の相模原愛川ICから行くことに。
1時間半後の2030時に相模原愛川ICに到着、圏央道を南下していって10分後に海老名JCTに到着。 東京ICまで1時間であることを考えると、相模原愛川ICから静岡に向かうのはあまりメリットがないな。


2200前にようやく富士川SAに到着して車中泊。
なお写真には富士山が写っているけど、実際に肉眼でも富士山がちゃんと見えていた。どれだけ明るいのやら…

4月27日
0500時に起床して、0520時に出発。
いつもの時間に寝ていつもの時間に起きた形だ。
0650時に浜松西ICに到着。 無給油作戦でも間に合いそうなんだけど、燃料の心配をしながら走りたくは無かったのでここで給油。

その後ガストに行って朝飯。浜松広報館がひらくまで時間を潰していた。
0950時に浜松広報館に到着。 オープン前だというのに随分車が居るなと思ったら、オープンは0900時だった。 てっきり1000時だと思っていたので出遅れてしまった。

3Dシアターとかシミュレータとかで遊んだり、来たばっかりのPowerShot Nでテスト撮影したりして遊んでいた。
何度も来ているけど飽きないな。
浜松広報館で2時間ほど遊んだら、あとは周辺をうろうろして1430時に浜松を離脱。

国道1号線を東進していって、次の目的地は静岡空港。 国道1号線(BP)は有料道路並みの道路なので、実に運転しやすかった。 アクセルワークだけで運転できるから、燃費も向上しているはずだし。

そして1520時に静岡空港に到着。
しかし山を登り降りしてようやく到達した。随分辺鄙なところに空港を作ったものだな、というのが第一印象。
静岡空港の展望デッキ。ハッキリ言って狭い!!

去年は出張で米子、伊丹、松山、高知の空港を利用したけど、そのどれよりも狭い。 米子空港も広くはないんだけど、屋根があるせいかこっちの方が遥かに狭く感じる。




おまけに透明パネルは撮影向きじゃないのは当然だし(写真のように人が沢山集まるし)、 フェンスの撮影穴は下すぎて駐機中の飛行機は撮れない(滑走路上向け)。 狭いだけでなく撮影には全く向いていない。
近くに展望台が有るというので、そっちに移動することにした。

展望デッキの入口にはフライトシミュレータがあった。しかしちょうど小銭が無かったのでプレイしなかった。

展望台に行く途中、空港の電気自動車がいた。 羽田空港でもEVは見たことあるけど、スズキのEVというのは初めて見た。
(スズキもEVなんか作ってたのか)
空港の右側(東側)に隣接する石雲院展望デッキ。
ここからはエプロンがよく見えるが、ブリッヂが邪魔だ。 なお右には滑走路があるので、離着陸機は非常によく見える。 だから自分が行ったときも望遠レンズ持った人が7-8人いたな。




なお風通しが良すぎる…海からの風がそのままやってくるので、非常に風が強い。 空港の柵かポールの風鳴りがブォォォォと鳴りっぱなしだった。
空港の油槽所に油槽車がいた。
なんとこの車、ウチの地元企業の昭和飛行機(東京都昭島市)が架装した車じゃないか。
空港は山の中。だけどそんな山の中でも茶畑が広がっている。 平地は普通の畑で、山の斜面が茶畑。

愛媛に行ったときも山の斜面がみかん畑になっていたけど、あそこは平地が少ない。 似ているけど、よく見ると随分違うのがわかる。
なおウチの方は狭山茶の産地だけど、茶畑は平地。



この時非常に風が強くて、撮影しようとドアをあけたら風に煽られて全開にされてしまった。 このせいで運転席側は外板がちょっと歪んでしまった。何てこったい!!
静岡空港から静浜基地に行く途中で見かけたプリウス。
プリウスの頭の上に箱を載せているのも珍しいが、屋根の幅いっぱいという大きさの箱というのも珍しい。 おまけにややずれて載せているので、右側がオーバーハングしているし。 ここが九十九里浜の南端になる。

元旦からサーファーが波乗りしていたし、 ショップも店を開けていた。
写らないように撮ったけど、この左にはサーファーの車が 少なからず止まっている。
静浜基地周辺に到着したら、まず基地周辺の偵察。 車中泊できる場所とかを考えて周囲をウロウロしていた。

写真はウロウロしている時に撮影。自動車運搬船だな。



そしてスーパーで夕飯を調達したら某所で車中泊。
4月28日
早い時間に目が覚めたので、まだ空が赤かった。
この船は油槽船かな?
そして上空には月が。(手持ちで撮影できた>ISO400、1/320、F11)
まだ朝早い時間に藤枝駅にやってきた。
地方の駅とは思えないくらいひらけている。 ただし駅の北側は地方駅らしい眺めではあったが。


下調べをして知ってはいたけど、駅前の駐車場は本当にデカイな。
駅前駐車場。
東京では考えられない安さだ。
駅前からBiVi藤枝の駐車場の看板がよくみえるように設置されていたので、BiVi藤枝も見てみた。
藤枝駅周辺の偵察を終えたら静浜基地に戻ってきた。

偵察の最後に北西から時計回りにひと回りしていたら、新管制塔が建っていた。 航空祭が行われなかったときの工事ってコレだったのか、 駐車場が無くなったのってコレのせいか、知らなかった。

しかしなんでこんな所に管制塔を作ったんだろう?
静浜基地をひとまわりして偵察行動終了。
この時点で0700時なので朝飯をどうしようかなと思ったが、ここでは食べずに先へいってから食べることにした。
静浜基地のすぐ北にある小川港、造船所があった。
造船所には運貨艇みたいなシルエットの船があった。
「第一大慶丸一号艇」とのことなので調べたら、巻き網漁船「第一大慶丸」の子船らしい。
スベリのある漁船がドック入りしていた。これは同じ巻き網漁船「第128福一丸」。
子船はこのスベリの部分に搭載するらしい。
普通の漁船。造船所って喫水線より下の部分が見えるから、機械好きの自分としては面白い。
造船所の方に回ってみた。
さすがに何も積んでいないから吃水が浅い。
そして下を見てみると変わった防舷材があった。いかだに古タイヤを付けた船首用の防舷材だ。
その後北上して焼津港へ。
漁港のあたりをうろついていたら、こんなのがあった。 津波対策の待避施設と築山。 しかし東北の被災地を見てきた者としては、ちゃんちゃらおかしい冗談以外の何物でもない。

まあ震災前に作られた物なんだろうけど。
焼津港でも飯を食わず(食えず)更に北上。
日本坂トンネルを一般道で通って静岡へ。 マクドナルドで朝飯を食ったら静岡IC付近にあるスーパー銭湯(藤乃花湯)で入浴。 今までいつもセッケンとシャンプーのある風呂ばっかりだったけど、ここは安さのためにそれらが省かれている。 セッケンはいつも持っていっているけどシャンプーはもう持ってきてないよ。

風呂の後は静岡駅へ。別に用事があるわけじゃなく、南側はどんな光景だったっけ、と思って。 静岡駅は出張で数回来ているけど、向かうのは駅の北側だから南側はあまり憶えていない。 他の駅と記憶がごっちゃになっていたけど、実際に行ってみて思い出した。
静岡駅を出たらどうしようかな、と思っていたらタミヤ模型が静岡であることを思い出してそっちに向かうことにした。

そのタミヤ本社に行く途中に見たトヨタ86。ナンバーが「86」なのはよく見るけど「68」というのは初めて見た。
1000時前にタミヤ本社に到着。 競輪場が近くなので、そっちに向かうのがやたらと多かった。
その後近くのタミヤサーキットへ。 しかし実際の車を運転しているからラジコンには興味が出ないな。

さすが静岡、本社前からも富士山が見える。
タミヤサーキットの後は、道を北上して静岡ヘリポートへ。

静岡空港もそうだったけど、よくもまぁこんな辺鄙なところに作ったものだ、というのが第一印象。 おまけに湿地の上に柱を立ててその上にヘリポートを作っているからなおさら(羽田空港D滑走路と同じやりかただ)。
ヘリポートにはベル47が展示されているのと、アマチュアが撮った写真が展示されているのが変わったところか。


静岡ヘリポートにいたのは1035時から1145時。
東京ヘリポートのように頻繁に離着陸を見られるかと思ったけど、見られたのはロビンソンR44とSA315ラマだけ。
ロビンソンは場周アプローチしてきたけど、ラマはストレートでランディングしてきた。 おかげでラマはイマイチな写真にしかならなかった。
しかしラマのような骨組みヘリを見たのは初めてかも。 似たようなベル47はあちこちに展示してあるけど、生きているのを見たのは記憶が無い。


なお給油車はよくみるとマフラーが前に付いている。 後部は燃料満載だから前に付けているのだろう。
静岡ヘリポートの後は、造船所と飛行場がある三保へ。

造船所は結構大きかったけど、近寄れそうな感じがしなかったのでそのまま通過。 そして三保飛行場へ。
1237時に三保飛行場到着。見てみて驚いた、まるで野戦飛行場だ。 単なる滑走路が1本とバスベースの管制施設があるだけ。
飛行場の前は砂浜で、富士山がよく見える。
そしてすぐ近くの灯台へ。
「甲飛予科練之像」というのがあった。 どうやら昔ここに飛行場があったから、現在飛行場があるらしい。
1255時、三保灯台を出発。
もう昼を過ぎている上に静岡なのでおでん食べたいな〜などと思いつつ先へ。 しかし特に食べらるところを見つけられず、そのまま由比を通過して富士川に達してしまった。 富士川の河口には滑空場があるのでここが次の目的地。
富士川滑空場に行く途中にイオンタウンがあったので寄ってみたけど、食べたい店が無かったのでそのまま後にした。しかしこのときに上空を通過するグライダーが見えた。
グライダーと曳航機はむかし甲府で見たことがあったので、二度目だ。
1407時、富士川滑空場着。
ここにも赤十字のバスベースの管制施設があった。 ただ三保と違って滑空クラブの人が沢山いた。


曳航機はパイパーPA18
アクロ機はピッツかと思ったらFK12コメットというドイツ機
他にモーターグライダーが飛んでいた


1431時に富士川滑空場を後にした。
富士川を北上していくと道の駅富士川(富士川SA上り線)があるので、食糧(エサ)を求めて行ってみた。
しかし道の駅としての施設はイマイチで、事実上富士川SAとしての施設しかない。 SAなのでレストランは高いし、食べたいものがそんなにないし、というわけでそのまま出てきた。
富士川SAを出て更に北上して、もういい加減コンビニでいいかなと思っていたら店を発見したので入ってみた。
由比のあたりでもこのマークは見かけたけど何屋なのかはわからなかったが、そば屋だった。 すでに1500時なのでそばでちょうどいいか。
非常に遅い昼飯を食ったら更に北上して富士宮市へ。 富士宮で国道139号線に入って北上(1537時)。

こっちは順調に走っていけたけど、反対の南行きの車線はずっと渋滞していた。 予定ではこのあと若獅子神社に行ったら、139号線で戻ってきて国道469号線で東進することになっている。 しかしこの渋滞では戻りがエライことになってしまう。 なので途中で139号線を使わずに東進できるルートが無いかを確認したら、 県道で469号線に入れることがわかったのでこのまま予定通りに若獅子神社に向かうことに。
1550時に若獅子神社に到着。

『サイパン戦車戦』を読んで見に来たいと思っていたけど、ようやく来ることが出来た。
しかし保存状態はイマイチなので、10年後どうなっているかはわからないな。 (この状態のまま屋外保存するのは無理がある)
若獅子神社への行き方。
有名な白糸の滝(地図の左にある)の東にある国道139号線の上井出ICを降りる。降りたら東へ行ってすぐに左折。 すると看板が出ているのでそこを入っていくと神社。 なお神社へは西側からも入れるけど、東側からの方が国道からは入りやすい。
若獅子神社周辺地図
これでこの日の目的地は全て回ったのであとは宿泊予定地へ行くだけ。
1610時に若獅子神社を出発して、国道469号線を目指して南下。 しかしまだ時間があるので、国道にはいる前に曲がって県道180号線に入った。
どんどん標高が上がっていって、桜が咲いているような時期に逆戻りだ。 そして富士山1合目の水が塚PAを過ぎると東富士演習場の中。 とはいえ、周囲には木があるので光景は今まで通りだった。 しかし標高が下がって滝ヶ原駐屯地に近づくと演習場らしいところが目に付くようになる。 演習場入口とか道路の下を通るトンネルとか射場(しゃば)とか。

1650時に滝ヶ原駐屯地前を通過。 この後周辺をうろうろしてから、1825時に道の駅すばしり到着。
道の駅すばしりの売店では、端っこの方に自衛隊グッズコーナーがあって迷彩柄のモノをいくつか売っていた。

どうせ…と思ってタグを見てみたら、やっぱり中国製の安物だった。「Made in PROC」とあるけど、PROCは中国の英語表記の頭文字。「中国製」と書くと売り上げが悪いのか、体裁が悪いのか、どうなのかはわからないけど、とにかく誤魔化しているのだけは確実。

ちなみに駐屯地内の売店で売っている物はこの中国製もあるけど日本製もある。当然中国製の方が安いけど、耐久性という点では信用できないな。
4月29日
0400時前に目が覚めたけど、寝直しが出来なかったのでそのまま起床、0435時に出発。
なおここは標高が800mあるのでかなり涼しい。エンジンかけっぱなしで寝ている阿呆がかなり多かった。 耳栓していなかったら気になって寝付けなかったかも。

御殿場ICに向けて走っている途中で夜明け写真を撮っている人がいた。 田んぼと夜明けの太陽というのは絵になるね、と思いながら走っていった。
0545時、御殿場IC
0600時、東京ICで高速を降りて国道246号線に入る
0615時、渋谷駅通過
0650時、UDX駐車場に車を入れてジョナサンへ
1255時、秋葉原を出発
1455時、ウチの近くのGSで給油してから帰宅
これで今回の静浜偵察終了。
前に静浜に行ったときは駐車場があったから周囲の偵察の必要なんか無かったけど、 もう駐車場は準備されそうもないから偵察してきた。 周囲の状況を確認できた、距離を確認できた、だからこの偵察は非常に非常に有効だった。

しかしイロイロと考え始めると、どうしようか迷いは増すばかり。 移動用に折り畳み自転車も買ったし、行動の自由を手にしたから余計に迷いが増している。 航空祭当日はどうしようかしら?


走行距離給油量
1回目給油(浜松西)264.9Km15.43L
2回目給油(帰宅時)519.8Km30.64L
784.7Km46.07L
燃費計算17.03Km/L
※サンバーディアスワゴンMSC5MTのカタログ燃費は16.6Km/L

行動地図
今回の偵察行、最初に決めたのは静浜の偵察だけ。 しかし静浜偵察だけだと1日だけで済んでしまう。 それでは面白くないので他に見るところは無いか地図を見ながらイロイロ考えていた。

そして・・・
・浜松広報館は入れるか、必要性は無いが
・三保も入れるか(造船所や飛行場があるから)
・時間があったら静浜の前に静岡空港に行くか
・若獅子神社も入れよう
・地図を眺めていたら富士川河口に滑空場があることがわかったので、そこも入れよう
という事でルートがほぼ決定。 しかし前日に体調がイマイチっぽかったので、逆ルートも考えておいた。 (結局体調が悪くなることもなかったので、予定通りのルートで実施)

しかしgoogleマップやマピオンはこういう予定が決まらないとき非常に便利だ。 ルート周辺を眺めていれば何があるかわかるし、地点間の距離もわかる。 距離が分かれば30Km/hで計算して所要時間もわかる。
また航空写真を見れば実際に何があるかも、ある程度わかる。 しかしこれは実際に行ってみると随分違うこともあるから、参考程度にしかならないが。


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