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【博物館ツアー】
(2006.10.14-15)


10/14-15の2日間、静岡の航空自衛隊浜松広報館と岐阜のかかみがはら航空宇宙科学博物館をめぐるというツアーを敢行してきました。

元々このふたつの博物館は行きたいと思っていたけど、遠いのでなかなか実行に踏み切れなかった。近い浜松ですら高速代だけで往復1万円かかるし所要時間も往復8時間近くかかってしまう。両方一度に行けば効率がよくなるんだけど、一泊するので金がかかるし、二日間空いている時で、かつ行楽渋滞の起きないときでないといけないし、天気も悪くてはいけない。
当初の予定では土曜日はカメラ持って「かちどき橋の資料館」「石川島資料館」と隅田川沿いに行くつもりだった。けど、土日の天気がよい、気温は高くもなく低くもなく丁度いい、行楽渋滞が起きない、土日とも空いていて次のチャンスは一か月後になってしまう、という理由により急きょツアーの検討を始めた。
既にしていた下調べをさらに煮詰めて、どのようなルートでどのような時間割りで行くのか。費用はどれくらいかかるのかを調べ始める。
各務原→浜松か、浜松→各務原かというルート問題は後者に決定。帰りは中央高速使った方がウチに近くて楽だから。
出発時刻は浜松の開館時間を考慮…と言いたいけど、そんなに早く着くことは無理なので0630〜0700時に出ることで決定。東名東京ICから浜松西ICまでが3時間なので、浜松広報館には4時間後(1030〜1100時)に到着予定。2時間かけて見学した後にまた東名高速に乗って浜名湖SAで浜名湖を見て、小牧JCT→一宮JCTと来て岐阜各務原で降りてこの辺のホテルに宿泊。2日目は各務原に行ってそのまま中央高速に乗って帰るというスケジュールを立てる。
これが木曜日。

金曜日はホテルの検討。これが駄目だったらツアー中止というキモの部分。
ネットで調べてみたら、岐阜市にあるすぐに調べられるホテルはどこも満杯。各務原付近も駄目。小牧のホテルに一応空きがある。浜松にも空きがある安いホテルはあるけど、そこから各務原までの所要時間を考えると除外。地図を見ながら検討した結果、小牧からだと各務原はそれほど遠くないので、ここに決定。さっさと仕事場で予約を入れてしまう。これでツアー敢行が決定。
それに合わせて予定したルートをちょっと変更。1日目は小牧で降りてホテルに行き、2日目は小牧から下道で各務原へ行くことに。

木曜日の晩のうちに念のためカメラのバッテリは充電し始めていたので、金曜日の晩は荷物を詰め込むだけ。コンパクト10倍ズームデジカメ、普段持ち歩くデジカメ、デジタル一眼レフ、パソコン、着替え、目覚ましと一泊二日の割りには荷物がやや多い。デジタル一眼レフに使うレンズは、12-24mmの超広角レンズ。引いても入らないような時や、超広角の特徴を使った撮影をするため。どちらの博物館も飛行場に隣接しているので、もしかしたら飛行中の飛行機が撮れるかもしれない、という事で70-300mmの望遠レンズも念のために持っていく。この「念のため」が後で生きてくるなどとは思いもよらなかった。



1日目は朝早く出て環八を通って東京ICから東名高速に乗って西へ向かう(ニンニキニン)。

駒門PA
途中の駒門PA。首都師団である第一師団の第一戦車大隊の駐屯している駒門駐屯地はここからもうちょっと南。


駒門PA脇の第二東名高速
駒門PAわきで進んでいる第二東名高速の高架の脚。


由比PA
由比PAから見た海。水平線を最後に見たのはいつだっただろうか。


浜松西ICで東名高速を降りて航空自衛隊浜松広報館へ。
ICから浜松基地はかなり近かったけど、それから浜松広報館へ行くまでは長かった。

渋滞注意
浜松基地のフェンスにあった看板。航空祭の事はまったくチェックしてなかった。


ここでのお目当ては、零戦52型とバンパイア。
見学は2時間の予定だったけど、大幅に超過して3.5時間も見て回ってた。それでもまだ見足りなかったけど。
浜松広報館を出たら、来た道を引き返して再び浜松西ICから東名高速に乗る。浜名湖SAで浜名湖を眺める予定だったけど、浜名湖西ICからあまりに近かったのと浜松広報館で時間をかけすぎたので、SAには寄らずに行くことにした。そして東名高速の終点の小牧ICで降りてホテルへ。
もしもうちょっと早く小牧に来ていて、駅から近かったら、ホテル(ルートイン グランディア小牧)に着いたら電車に乗って大須まで足を伸ばそうと思っていたんだけど。

航空自衛隊浜松広報館のページへ



2日目は小牧から国道41号線を北上、途中のX字の交差点を左に曲がっていけば愛岐大橋に出て愛知県と岐阜県の県境の木曽川。

由比PA
愛岐大橋の手前の自動車屋に装甲偵察車やらジープ類が置いていた。この装甲偵察車、本物なのか?つくりものなのか?

なお機銃をつけるところには何故か戦後のM16、ドアの直後にはショットガンが付けてあった。てんでバラバラ。


由比PA


愛岐大橋
愛岐大橋から見た木曽川。

木曽川からすぐの所に岐阜基地があり、その南側を走ればかかみがはら航空宇宙科学博物館に出る。しかし途中の道には車が路駐して、畑の中には人が沢山いて、何かイベントがあるのかと思った。そして航空宇宙科学博物館の前まで来たら、まだ開門時間だというのに駐車場には車が沢山。どうやら岐阜基地の航空祭当日に当たってしまったらしい。

こっちは航空宇宙科学博物館がお目当てなのに航空祭の連中に邪魔されちゃかなわんな、と嘆いていたけど、よくよく考えてみたら岐阜基地は飛行開発実験団がいるから、他にはない飛行展示が行われることに気づいた。そうこうしているうちに、F-2やF-15、F-4が飛行展示を開始。「土日だけど、もしかしたら飛行機が撮れるかも」と念のために持っていった望遠レンズが思わず役に立った。

いったん飛行展示が途切れたところで館内に入り、見学・撮影を開始。昼過ぎの異機種大編隊の前に一通りは見終わったので、岐阜基地の特徴である異機種大編隊も見ることが出来た。博物館見学に行ったら異機種大編隊が見られるなんて、これぞまさに「棚からぼたもち」

帰りの時間の心配があるのと(5時間はかかる)、ブルーインパルスは3週間後に入間で見られるので、そっちは見ずに帰途についた。


かかみがはら航空宇宙科学博物館のページへ


13時すぎに各務原を出たけど、中央高速の事故渋滞(大月JCT-小仏トンネル)に巻き込まれ、帰ってきたのは20時前。6.5時間もかかってしまった。
なお走っているとき、覆面パトに撃墜された車やバイクを数回見た。危ない危ない。

諏訪湖
帰りに休憩した諏訪湖SAから見た諏訪湖。

諏訪湖
白鳥が浮いているのが見えた。これが白鳥の湖ってやつ?

諏訪湖
手前に椅子を入れて、観光地っぽさが出るよう撮影。

諏訪湖
諏訪湖に着いたときに撮影。高速走行をし続けたので(小牧東から諏訪湖までほぼノンストップ)、窓ガラスにもボンネットにも虫が貼りついている。

諏訪湖
ボンネットのアップ。
当然諏訪湖からの帰りにも沢山貼りついてしまい、帰ってまずやったのはコレをふき取ること。




ちなみに2日間の走行距離は788Km。ガソリンは満タン(40L)で出発、小牧で1回補給したけど、帰ってきたときは残りが10リットルを下回っていた。
小牧での補給量は28リットルで405Kmを指していたから、燃費は14.3Km/L。
帰ってきてからの補給量は30リットルで383Kmを指していたから、燃費は12.7Km/L。
高速を走ったわりには燃費がよくない。やはり軽自動車は80-100Kmが燃費のいい速度なのだろうな。


今回泊まった宿はルートイングランティア小牧(小牧市新小木2-33)。1泊6300円のごく普通のホテル。会議室があるから泊まるだけのビジネスホテルよりはちょっと大きいか。
電話で駐車場は200台と言っていたと思うけど、聞き間違いかも。でもかなりの数がとめられるらしい。小牧ICから近いし、各務原へ行くのも楽だし(道がわかりやすい)、車での移動ならわりあい便利だと思う。欠点は駅が遠いこと(東の小牧口駅まで3.2Kmほど、西の岩倉駅まで2.3Kmほど)、すぐ近くに何もない事(メインストリートからは外れている為)。

ちなみにかかった費用は38,000円で、食費(3,000)、みやげ(7,500)、入館(800)、宿(6,300)、高速ガソリン(20,000)という内訳。(みやげの額が多いのは、自分用のネクタイを2本買ったから)



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